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日常の資金繰り

中小企業の会社経営をしていく上で、会社のキャッシュフローを潤滑に回すことは、あなたのビジネスの好調にする上でも、事業拡大においても重要事項です。

当記事では、会社にキャッシュをしっかりと残しておくための考え方として、「売上代金の入金のタイミング」「固定費を支払うタイミング」、それから手形取引に関する諸々などをまとめています。

日常の資金繰りのお供として困った時にはこの記事に戻ってきて活用していただければ幸いです。

日常の資金繰り大全集

上記目次を参考にしていただきながら、あなたの現状に合った記事だけを見ていただいても構いませんし、お時間が許すのならば最初から目を通していただいても構いません。

きっと、あなたの資金繰りにおいての気付きが1記事につき最低1つは得られる内容となっています。

各記事を読み進めるのに、必要な時間は通常の方で5分ほどです。

売上代金の入金はどのタイミングで?

売上は請求書を送っただけでは現金化できていません。

売上金の回収をして、現金化した段階でやっと正規の売上金となります。

あなたの会社では、売上代金(請求書や売掛金含む)をどのように管理しているでしょうか?

資金繰りの基本は「入金は早く、支払いは遅く」することです。売掛金の回収に時間がかかってしまうと、あなたの会社のキャッシュフローを圧迫するばかりか、そもそも事業として成り立たなくなる可能性があります。

この記事では、売上代金に関する考え方と、売掛サイトを短くしたい時の効果的な手法をまとめています。

⇨売上代金の入金はどのタイミングがベストか?売掛金とキャッシュフローのバランス

仕入代金の支払いはどういうタイミングで?

売掛金入金のタイミングと共に意識しなくてはならないのが、「仕入金の支払い」つまり、買掛金入金のタイミングです。

実質的に、キャッシュ(現金)の出入金のタイミングをしっかりとコントロールすることができれば、あなたの会社のキャッシュフローが悪くなることはありません。

この記事では、買掛金の支払いのタイミングと、買掛金を活用した資金繰りの方法をまとめています。

⇨仕入れ代金(買掛金)の支払いのベストタイミングは?キャッシュフロー経営を考える

人件費の支払いはどういうタイミングで?

人件費は経費の中でも仕入れ代金の次に大きな支払いです。

人件費を効果的に使えている企業は、優良人材の獲得ができるばかりか、人経費を大きく投資することで、事業の拡大を成功させています。つまり、あなたのビジネスが成功するかどうかは「人件費の支払い方法や、形態に依存する」と言えます。

この記事では、最大の固定費である人件費の考え方や、最も効果的な支払い方法についてまとめています。

⇨人件費の支払いのベストなタイミングとは?キャッシュフロー経営を考える

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諸経費の支払いのタイミングは?

「経費を使えば節税になる」

こんな風に顧問税理士が言っているのを、多くの経営者の方が聞いています。しかし、経費を計上すれば無条件で節税になるわけではないことは薄々感づいていらっしゃるでしょう。

諸経費をどのように使い、どのように計上すれば効果的な資金繰りへと結びつくのか?など、減価償却などの税制を踏まえた経費の使い方をお教えします。

⇨資金繰りと節税の両方を考えた経費の使い方の3つの注意点

受取手形をもらった場合の資金繰り

手形は便利なシステムではありますが、受取手形を受け取ったケースのほとんどは資金繰りを悪化させてしまいます。

基本的な対処法は以下の3種です。

  1. 受取手形に見合った資金を金融機関など外部から調達する
  2. 銀行などに手形を持ち込み割引手形とする
  3. 受取手形をそのまま支払いに回す(裏書手形)

あなたが受取手形を受け取った場合に、まず考えたい活用法3種とそれぞれを活用する際に注意しておきたいことをまとめている記事です。

⇨受取手形が原因で資金繰りが厳しくなったときの3つの対処法

上手な受取手形の割引法とは?

上の記事の3種の対処法から「割引手形」を選択した場合に、注意しておきたいことをまとめた記事です。

割引手形を利用する際には、割引料の支払いが必須になります。

特に注意しなければならないのが、この割引料の考え方です。

例えば100万円の手形を割り引いたとして、割引料が2万円だったとします。

多くの経営者の方は「100万円の現金化で2万円だったらOK」と安易に考えてしまいがちですが、100万円のうちの粗利から2万円の支払いをしていることを忘れてはいけません。

こちらの記事では、このような割引手形の割引料の考え方や、割引料を低く抑えるために知っておきたいこと、手形は満額受け取りつつも資金繰りする方法などをまとめています。

⇨ウマい受取手形の割引法は?損をしないために知っておきたいこと

上手な受取手形の回し方とは?

受取手形を受け取ったことで会社のキャッシュが枯渇することがあります。

通常、こう言ったケースでは、外部から調達をするか、割引手形としますが、もう一つの方法である裏書手形とすると、手形そのもので仕入先などに支払いをすることができるます。

3つの手法の中では一番コストが低い手法となりますが、当然リスクもありますので、こちらの記事では裏書手形を利用する際に踏むべき4つの手順についてまとめてあります。

裏書手形を発行する前には必ず読んでおいていただきたい項目です。

⇨裏書手形を使う際に考えられる4つの注意点

支払手形はどのように利用すれば良いのか?

会社の信用が付くと、金融機関で当座預金を持つことができます。そうして活用できるようになるのが「支払手形」です。

支払手形は会社のキャッシュを確保するための手法としては大変効果的なもので、便利です。しかし、便利なものには当然リスクを伴います。

支払手形を発行する側として、知っておきたい注意点(リスクマネジメント)や、支払手形が原因で倒産危機に陥る企業の共通点、それから、支払手形の具体的な管理方法などをまとめた記事です。

⇨支払手形の特徴と利用する際の注意点とは?

借入金の返済(運転資金篇)

「受取手形を受け取った際」

「売掛金の入金が遅れている場合」

「予定外の支払い請求が発生した」

などなど、会社のキャッシュが予想外にも枯渇してしまい、運転資金に回すキャッシュが足りなくなってしまうケースというのは訪れます。

そんな時に、まず最初に検討するのが外部金融機関からの資金借入でしょう。

この記事では、運転資金を借り入れる際に気をつけたいことや、金融機関とのやり取りの中で必ずチェックしておきたいポイント、それから実際に借入をした後には返済がつきますので、返済をする時の重要チェック事項などをまとめています。

借入をする前に読んでいただきたい記事ですが、すでに借入をしている場合でもあなたの借りかたが正しいものか、チェックしてみましょう。

⇨運転資金の借入時と返済時に気をつけたいこと

借入金の返済(設備資金篇)

前項の運転資金の借入金の返済に対して、こちらは設備資金の借入金の返済の場合を資金繰りの観点からまとめたものです。

運転資金と設備資金は、準備金としての属性が全く異なるものです。

具体的に違う点は・・・

  1. 金額が大きくなる
  2. 回収に長期間かかる

という点です。

長期間の借入をして返済をしていくことが前提となる設備資金について、借入れ時に注意しておきたいポイントや、返済計画の考え方をまとめています。

⇨設備資金の借入時と返済時に気をつけるべきこと

リース契約の活用法は?

リース契約は、金融機関借入れとは全くの別枠で考えることができます。

金利は融資に比べて割高になる傾向が強いものの、効果的に活用することができれば資金繰りを楽にすることができます。

リース契約を検討する前にチェックしておきたいメリット・デメリットについてまとめた記事です。

⇨資金調達の観点から見たリース契約のメリット・デメリット

まとめ

ということで、日常の会社経営の資金繰りで気をつけたいことや、効果的な運用方法をまとめました。

全11記事と、そこそこのボリュームとなりましたが、それだけ資金繰りで押さえておきたい基本ポイントは多いということですね。ですが、これらのポイントさえ押さえて、一度経験してしまえば、あとは「経験済み」ですから楽です。

日常の会社経営の中で、資金繰りの決断をしなければならないタイミングは無数にあります。

私が思うに、そういったタイミングの要所要所で、経営者として正しい判断ができるかどうか?は単純に「知っているか知らないか?」だと感じています。

回収や支払いの決断で、大きなミスをすれば途端にキャッシュが焦げ付いてしまうこともあるのが注意したい点ですから、この記事群にまとめてある内容を、一度チェックしておいていただければ大きなミスは避けることができるでしょう。

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