山形銀行は、「やまぎん」の愛称で地元山形県を地場に根強い経営を続ける地方銀行です。
山形銀行のファクタリングを検討中の方もいらっしゃるようですから、今回は山形銀行を活用した資金調達の手法について解説します。
まず、最初にファクタリングを検討した時に、大方の経営者であれば、「聞いたことのある有名どころ」を選択しがちな傾向にありますが、山形銀行はファクタリングサービスを実施していません。
では・・・▼
⇨山形銀行で資金調達を考えた場合に、どんな手法があるのか?
⇨山形銀行以外では、どんなファクタリング会社を選べばいいのか?
中小企業経営者なら気になる本質の部分に迫っていきます。
山形銀行の資金調達サービスとは?
上述したように、山形銀行ではファクタリングの取り扱いがありません。
ですが、山形県が地場の経営者で、特に取引銀行が山形銀行の方であれば、ファクタリングを検討する際にも「山形銀行で」という方も多いはず。
では、山形銀行では資金調達する際に、どんな方法が使えるのでしょうか?
山形銀行で使える資金調達法とは?
- 各種ローン
・やまぎんドクターローン
・やまぎんエコアシストⅡ
・やまぎん事業者ローン「ビジサポ」
・やまぎん再生可能エネルギー発電事業支援資金
・税理士紹介ローン
・やまぎん介護事業者向けローン「ケアNEXT」 - 経営事業支援
- 信用保証協会の保証制度を活用したビジネスローン
- 商工業振興資金
公式ページより>http://www.yamagatabank.co.jp/corporation/shikin/
上述した「ビジネスローン」が主力商品ですから、融資メインです。
追加融資を受けたい場合は、運転資金などではなかなか借り入れができませんし、開業3年未満の事業主の場合は、銀行からの追加融資は辛いという現実もあります。
山形銀行の会社概要
もはや、載せる必要もないような気もしますが、念のため会社概要を出しておきます。
名称 | 株式会社 山形銀行 |
---|---|
英文表記 | The Yamagata Bank,Ltd. |
所在地 |
|
拠点 | 81ヵ店(県内70ヵ店・県外11ヵ店) |
設立/創業 | 明治29年4月14日 |
資本金 | 120億円 |
代表者 | 取締役頭取 長谷川 吉茂 |
従業員数 | 1,316名 |
さすが地元を代表する大手地銀だけあって、民間のファクタリング会社では全く太刀打ちできない「資本力」があります。会社規模でも同じことが言えます。
ですが、ファクタリング利用者にとっては、会社規模はそう関係ないのが実情ではないでしょうか?
利用者にとって、大切なことは「会社規模」ではなく「売掛金をどれだけ高くスピーディに買い取ってくれるか?」ですよね。
山形銀行のファクタリングの特徴とは?
まず、お話ししておかなくてはならないのは、冒頭でもお話ししたように山形銀行ではファクタリングの取り扱いがありません。
こちらでは、他取引銀行でも検討されている方向けに「銀行系ファクタリング」の一般的な特徴をお話しします。
金融機関が取り扱うファクタリングの特徴とは?
金融機関が取り扱う“一般的な”ファクタリングの特徴をお伝えします。
あなたの会社では、どんなファクタリングをお考えでしょうか?もしも、単発のスピード資金調達の部類でファクタリングをお考えであれば、大手金融機関ではなく、専門民間ファクタリング会社の利用をお勧めします。
民間ファクタリング会社では、少額(300万円以下)の買取であれば、最短即日という売りの会社も多いですが、大手金融機関では、数百万円というロットでの売掛金を取り扱わない傾向が強く、さらに言うと、審査にも平均10日間〜という期間を要します。
また、多くの金融機関によるファクタリングの規定では、数百万円というロットの場合は、最低5社以上の売掛債権の持ち込みが必要で、さらに1社に付き200万円以上という規定があるようですから、買取の最低基準が「1,000万円以上」ということになります。
つまり、「中小企業のファクタリングには向いていない」と言えます。
ですが、特筆すべきは「サービスの幅広さ」です。
これもメガバンクならではの特徴とも言えますが、「国際ファクタリング」や「でんさい」 それから、代金回収代行まで相談可能です。
では、どういった企業をターゲット層にファクタリングしているかというと・・・
- 1,000万円〜数億円単位の売掛債権の持ち込みができる企業
- 売掛金回収の依頼だけをしたい経営者の方
- 3社間ファクタリングを望む企業
- 売掛先も上場企業である
など、これらの条件をクリアしている必要がありそうです。
どちらかの金融機関との取引がすでにあるでしょうから、取引がある中小企業であれば条件緩和される希望も持てます。
買取にかかる手数料は、民間ファクタリング会社よりも安いと言われていますので、日常的に取引がある会社は“それっぽく”聞いてみるのもアリかもしれません。
金融機関が取り扱うファクタリングが向いている方
- どうしても知名度のあるファクタリング会社を選択したい方
- 1,000万円以上のまとまった売掛債権の売却が希望の方
- 1週間以上の審査期間が待てる方
- 上場企業の売掛債権を保有している方
と、こんな具合になってしまいます。
通常、ファクタリング契約においては、売掛先の支払履歴や債権の質(業種など)、売掛先の会社信用など、「売掛先のみ」が審査対象となりますが、メガバンク系のファクタリング会社の場合は、持ち込む会社(つまり、あなたの会社)も審査されますから、追加融資が否決になっている場合や、信用情報に何らかのトラブルが見られる場合には、審査通過が難しくなる傾向にあります。
単刀直入に言うと、中小企業の経営者には全く向いていません。
金融機関取り扱いのファクタリングを利用する際のリスク
実は、メガバンク系のファクタリング会社を利用することへの懸念はまだあります。
それが、CICなどの信用情報への影響です。
言わずもがな、都市銀行は信用情報のデータベースと直結しています。銀行へ融資の申し込みをすると、そういった信用情報へアクセスをして、その会社が持つ「借入」や「支払経歴」などを確認した上で、融資するかどうかの審査をします。
そして、審査の結果は必ずデータベースに残ります。審査自体が可決でも否決でも、です。
つまり、あなたがファクタリングの申し込みをした経歴なども信用情報に残る可能性があります。これは、あなたの会社の信用情報に傷が付くとも言えるのです。
大手金融機関主宰のファクタリング審査に柔軟性を求めてはいけません。厳正な審査のもとでしか審査がなされないにも関わらず、今後の融資の申し入れにも不利に働きそうな信用情報の書き込みは、かなりのリスクであると言えそうです。
まとめ
山形銀行ならびに、金融機関取り扱いのファクタリングについて言及しました。
お急ぎのファクタリングをご希望であれば、当サイト管理人であるタナカが独自調査したファクタリング会社比較記事を参考にしてください。
メガバンク系ファクタリング会社には、民間では実現できない資本力と信用力があります。しかし、それと引き換えに、小回りや融通が効かなくなってしまうのは仕方のないことです。
中小企業のファクタリングに向いているのは、数百万円の少額の売掛債権の買取に慣れたファクタリング会社です。中堅企業には、スピーディーで人間味のある仕事ができるファクタリング会社も多いのです。
ファクタリング研究所の管理人タナカが独自調査によって調べ上げた「信頼できるファクタリング専門企業」の一覧記事です。
あなたの売掛債権が高値で買取できるかどうかは、ファクタリング会社選びが大切です。
スピーディーな資金調達のためにも参考にされてください。


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