資金繰りの目処が付かない場合、取引先の信用(支払い)を優先するあまり、納税を後回しにしてしまったという経営者の声も少なくありません。
実際に、税金を滞納してしまった場合、事業にとって多大なリスクを背負うことになります。それは、取引先から取引を取り止めにされることよりも、更に”倒産”に直結してしまうようなリスクです。
このページでは、税金を滞納してしまっている場合に、会社が背負う2つの大きなリスクと、正しい対処法について解説しています。
仕入先にはなるべく迷惑をかけたくないので優先して支払いをし、
その分を源泉所得税や社会保険料の滞納でやり繰りしています。
このやり方は間違っているのでしょうか。
税金滞納は事業に2つの大きなリスクを与える
仕入先への支払いが滞ると、最悪の場合、商品を仕入れることができなくなり、事業の継続が不可能になってしまいますから、『まず仕入先への支払いを優先したい』というお気持ちはよく理解できます。
しかし、税金(ここでは税金と社会保険料を合わせて「税金」と呼びます)を滞納するのは非常に危険であり、デメリットが多いといえるでしょう。
ここでは、税金滞納による2つの大きなリスクについて解説します。
- 税務署による滞納処分
- 金融機関による“要注意先”レッテル
① 税務署による滞納処分
1つ目のリスクは「滞納処分」の恐れがあるということです。
「滞納処分」とは、税務署が、滞納者の銀行預金などを差し押さえてしまう手続きのことを指します。
相手は公権力ですから、民間企業と違い手続きは迅速に行われます。
差し押さえを受けた場合、資金繰りができていようがいまいが、強制的に徴収されますので、会社の資金状況は一気に急降下します。
実際、滞納があるばっかりに税務署から預金を差し押さえられ、倒産してしまう例がかなりあると聞きます。
② 金融機関による”要注意先”レッテル
二つ目のリスクは、銀行からの融資がまったく下りないということです。※これは致命的といえるでしょう
税金の滞納がある場合、どんな銀行もまず融資はしてくれません。
普段なら出るはずの運転資金が、滞納があるばっかりに借りられず、倒産してしまうケースもあるのです。
仕入先のために良かれと思って税金を滞納すると、やがては仕入先に取り返しのつかない迷惑をかけてしまうことになるのです。
特に消費税の滞納は要注意です。
税務当局も、消費税の滞納にはかなり厳しい態度で臨む傾向がありますから、税金はきちんと期日通りに納められるよう、日頃の資金計画を立てるようにしてください。
早急に税務署に分割払いの相談をすべき
どうしても支払うことができない場合、正直に税務署と相談して分割払いにしてもらうしかありません。
「ない袖は振れない」のですから仕方がないのです。
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、税金は手形で支払うこともできます
(もちろん税務署と相談した上での話です)
たとえば1年12回分割で払うとしたら、12枚の手形を振り出すのです。
こうすれば月々の資金負担を減らすことができ、資金繰りも楽になるはずです。
御社でもまずは税理士に助けを借り、税務署と相談してみてはいかがでしょうか。
ただし、分割払いといっても、決められた金額を支払わなければならないことに変わりはありません。
分割払いが終われば、また次の納税が待っています。ですから、この「分割払い作戦」はあくまで「時間稼ぎ」です。
分割払いで時間を稼いでいる間に、収益改善策を立てるなり、銀行に運転資金の融資を申し込むなりして、資金繰りを正常な状態に戻さなければなりません。
資金繰りに煮詰まっても資金調達できる有能な手法
中小企業の場合、急務の資金繰りが目の前に訪れているにも関わらず放置していると、そのまま倒産まで直結してしまうことは珍しくありません。
滞納税金を支払うための資金の捻出や決算書を正しく黒字に改善したとしても、会社の存続が危ぶまれてしまっては元も子もないのです。
そこで、今回ご紹介したいのが、「ファクタリング」という売掛金を使った資金繰りの手法です。
資金調達の手法である「ファクタリング」とは、和訳すると「債権流動化」= 期日まで固まった 売掛金を早期に現金化できるシステム です。
- 売掛金を素早く現金化し、キャッシュフローを改善!
- 借り入れではない(負債にならない)資金調達が実現!
- 平均2〜3日で現金が確保可能!
- 返済義務なし!破綻リスクを回避できる(ノンリコース)
- 継続的に利用可能!
- 銀行や取引先に知られることがない
「売上はあるのに現金がない!」という悩みは売上の半分以上が売掛金となる中小企業にとって、付きまとう問題です。
「支払いをリスケ中」「税金を滞納してしまっている」「直近で赤字決算をした」などの理由で金融機関からの借り入れができない場合にも有効な資金調達法です。
ファクタリングの流れ(上図の割り出し)
- 承認やサービスの提供=売掛金の発生(利用者 ⇨ 取引先企業)
- ファクタリング契約・承諾(利用者 ⇄ 取引先企業)
- ファクタリング契約・承諾(利用者 ⇄ ファクタリング会社)
- 請求金額の確認(利用者 ⇄ 取引先企業)
- 請求金額通知(利用者 ⇨ ファクタリング会社)
- 請求金額・最終確認(取引先企業 ⇄ ファクタリング会社)
- 早期売掛金支払い(ファクタリング会社 ⇨ 利用者)
- 期日通り売掛金の支払い(取引先企業 ⇨ ファクタリング会社)
会計上は、請求書を発行済の売上を確保していても、その売掛金が現金化されるのは平均30日〜90日後という場合が多く、その間に大口の受注案件や取引先から支払いのリスケなどがあった場合、資金難に襲われてしまいます。
そこでファクタリングが活躍します。
ファクタリングは、清算日が遠い売掛金であっても最短即日〜3日程度で資金化できます。※その理由については後述
しかも、元々 売上であったものを早期清算する形ですから、「借り入れ」ではなく「売上」です。当然、会計上も「負債」ではなく「利益」として計上します。
ファクタリング|2種類の取引形態
取引形態に関しては、「取引先企業に通知する3社間取引」と「取引先に通知しない2社間取引」を選択することができます。
2社間取引と3社間取引の違いを単刀直入に言うと、『売掛先(取引先)へのファクタリング通知の必要の有無』です。
2社間取引と3社間取引の違い | |||
---|---|---|---|
取引形態 | 取引先への通知 | 売掛金回収方法 | 手数料 |
2社間取引 | 通知しない | 通常通り自社にて回収 | 高 |
3社間取引 | 通知する | ファクターが間に入って回収 | 低 |
2社間取引の方が割高にはなりますが、民間ファクタリング会社では取引先へ通知の義務がない2社間取引が人気です。
ファクタリングは『安全・早い・確実』な資金調達法
ここまで読み進めていただいた方であれば、ファクタリングが中小企業の資金調達法として、とても優れたシステムであることはご理解いただけたかと存じます。
既存の『融資+ファクタリング』や『手形割引+ファクタリング』のように、臨機応変に使い分けることによって、適材適所でメリットが大きい手法を使い分けることが可能になるのです。
ですが、ファクタリングは致命的なほど認知度がありません。本来は30年ほど前に米国発信でスタートした資金調達スキームですが、日本では「でんさい(電子記録債権)」に取って代わる形になり、単発での取引は少ないですね。
ファクタリングは”安全”な資金調達
事業計画もなく、急な融資の申し入れをした場合、足元を見られてしまい、高い金利設定をされてしまうことはよくあります。
分割で計画的に返済することが前提ですから、大きな金額を調達するには最善の方法のように思えるかもしれませんが、実は中小企業のキャッシュフローを圧迫する原因の多くは「返済による金利」です。
その点、ファクタリングは、取引の段階で手数料はかかるものの、明確な掛目の支払いで、見通しの良い資金調達ができます。
まるで、家にある古本を売るかのように、はたまた、倉庫に眠った在庫を処分するかの如く、わかりやすく、安全なシステムです。
ファクタリングは”早い”資金調達法
多くのファクタリング会社は、資金調達のスピードに自信を持っています。
『最短即日で着金できます!』
急ぎの資金調達が必要な経営者にとっては、とても頼もしい一言でしょう。
例えば優良ファクタリング会社のビートレーディング社なら資金調達額が300万円までは最短即日可能、999万円までは2〜3日。1,000万円以上でも4〜5日という短い期間での資金調達が可能です。
上述した通り、ファクタリングは融資ではありませんから、返済能力などの信用調査が必要ないからです。
ファクタリング契約前の確認事項は大きく2点
- 請求書発行済みの売掛金か?
- 債権の回収は確実にできるか?
上記2点の審査がメインですから、早いのです。
ファクタリングは”確実”な資金調達法
ファクタリングは確実性の高い資金調達手法です。
融資や事業用ローンの場合は長く待たされた挙句に「否決」ともなれば、その時点で”詰んで”しまいます。
ファクタリングであれば、売掛債権の現物売買ですから、「否決」という概念はありません。あなたの会社が保有している売掛債権が本当に存在するもので、支払い経歴も良好であれば、9割がた買い取ってもらえます。
信頼できる実績を持ったファクタリング会社の利用を!
実は、ファクタリング業者は日本全国に100社以上存在します。
ファクタリング研究所では、これまでに100社以上の独自調査を行なってきました。悪徳業者の罠にかからないためには、こういった外部の手が加わっている比較ページなどを利用することも一つの手です。
今回はその中でも、はじめてのファクタリングに推奨したいファクタリング会社がビートレーディング社です。会社信頼度が高いだけでなく、納得の手数料で利用することができます。※現在、当サイトからの申し込みで手数料値引きキャンペーン中
株式会社ビートレーディング | |
---|---|
バランス型で安定のトータルサポートで信頼度No.1! 『買い取れない業種はない!』という程の取扱業種の幅広さと、誠実で人間味のあるファクタリングが魅力! ファクタリング以外にも、総合的な資金調達の相談ができることで、あなたの会社のキャッシュフローの根本的な改善に繋げることができます。信頼と実績に裏打ちされた驚異の最大買取率98%を誇るサービス精神溢れるファクタリング会社です。 目先の手数料だけではなく、根本から自社の資金繰りを改善させたいのなら、ビートレが正解です。 |
総合評価 | 口コミ評価 4.09 |
---|---|
手数料 | 手数料 2.0%〜 *診療/介護/調剤報酬は 0.5%〜 (掛目・事務手数料コミコミ) |
スピード | 最短2時間着金可能 |
取引可能額 | 上限下限なし *要相談 |
取扱債権業種 | 【建築業】【運送業】 【介護】【診療】【調剤】 【卸業】【製造業】【人材業】 【個人事業主】 他、取扱業種多数(要相談) |
対応エリア | 全国 |
拠点 | 東京本社 東京都港区芝大門一丁目2-18 野依ビル3階・4階 仙台支店 宮城県仙台市青葉区本町一丁目12-7 三共仙台ビル3階 大阪支店 大阪府大阪市北区堂山町1-5 三共梅田ビル9階 福岡支店 福岡県福岡市博多区博多駅東一丁目1-33 はかた近代ビル8階 |
取引形態 | 2社間取引/3社間取引/ 注文書取引/診療報酬・介護報酬取引 |
運営会社 | 株式会社ビートレーディング 代表取締役会長 鈴木 秀典 代表取締役社長 佐々木 英世 |
設立 | 平成24年4月 |
資本金 | 7,000万円 (資本準備金5,000万円) |
公式ページ | https://betrading.jp/ |