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社長の経営スキルと資金繰りスキルは別モノ!?なぜ会社は黒字倒産するのか

中小企業経営をしていると資金不足に悩まされる場面は多いでしょう。

特に、「会社の業績は黒字なのに、なぜか支払いができない」という、いわゆる『黒字倒産目前』の状況では、いかに早く原因を突き止めることができるか、が重要です。

このページでは、中小企業経営の中での最重要項目とも言える「資金繰りスキル」と「経営スキル」の違いについて解説します。

※実際にファクタリング研究所管理人である私タナカも、20代の時に初めて法人化した会社では、資金繰りに苦労し何度も苦しめられた経験があります。

当時の会社の経営状態は決して悪くはありませんでした。むしろ、売り上げは右肩上がりで、決算も黒字決算です。なのに、会社にはいつも資金がありません。

 

なぜ???

 

それは、会社経営者としての私(社長)の経営スキルが足りなかったからです。

資金繰りを成功させるためのスキル

当時の私を含め、中小企業経営者の多くは経営スキルと実務スキルを混同してしまいがちです。

当時の私は、売上ばかりに気を取られ、「忙しくしていれば必ず報われる!」という考えでした。(と言うよりは考えることを避けていたように思います)気をつけなければならないのは、会社の「売上」が実際にキャッシュ化されるは遅いので、売上が発生した時点では現金化されていません。

焦げ付いた売掛金を回収するスキルがなければ、事業拡大をすればするほど「経費」がかさみ、資金がどんどん目減りしていきます。これが、売上が右肩上がりでも黒字倒産してしまう仕組みです。

当時の私のように、社長が経営スキルを持っていないとこのようなことになります。

Case①:超一流シェフの店は潰れる!?

例えば、“調理専門家肌”の一流料理人が自分の名前でお店をオープンしても潰してしまうのはこのためです。

超一流の料理人がすごいのは、料理の腕前(実務スキル)であり、卓越した経営スキルを持っているわけではありません。この場合の「経営スキル」とは、その料理をどうやって世間に知らせるのか?と言うマーケティングの部門や、経営上の資金の流れを見極めるキャッシュフロー経営のスキルです。

目の前の料理の出来栄えにばかりこだわってしまう傾向が強い「職人肌」の経営者にとって、この経営スキルが物足りないケースが多いのです。

どんなに素晴らしい料理を提供できるお店であったとしても、その料理のことを誰も知らない状態だったり、材料の原価率が高すぎて薄利になっていたのでは経営を続けていくことは難しいでしょう。

Case②:匠の技術だけでは食えない!?

例えば、製造業の社長は“ものづくり”に関しては卓越した技術を持っている方が多いです。「日本ではこの人しか作ることができない」という唯一無二の技を持っている方も多いですね。しかし、その技を人知れず、誰にも見られることなく披露し続けていても売上にはなりませんし、会社経営そのものが成り立ちません。

このように、中小企業経営者の多くは、「実務スキル」にこだわりを見せる反面、「経営スキル」を磨かずに、日常の業務ばかりに専念してしまっている傾向があります。

こういった経営者の中には、「資金繰りは銀行に任せておけ」というタイプの方も多く、お金の流れを理解せずに、足りない分を補填するために“頭打ちの資金調達”を繰り返すのです。

社長にとって最重要なスキルは資金繰りのスキル(キャッシュフロー経営思考)なのです。

中小企業経営にとって資金繰りは最重要スキル

“会社にとっての資金繰りの必要性”は、多くの経営者の方にとってはご説明の必要もないでしょう。

では、そもそもなぜ会社にとって資金繰りが必要になるのでしょうか?

元々のビジネスが飲食業などの現金商売であれば、資金繰りの必要性に迫られる場面は少ないはずです。ですが、中小企業にとって、取引の全てを現金でやり取りするというのは現実的ではありません。

資金繰りの基本は、「支払いは遅く、回収は早く」することです。

支払いを遅くすればするほど、現金は会社に残ります。その期間はキャッシュを会社の体力として温存しておくことができますし、回収を早くすれば同じように現金化が早いので資金は潤沢に回ります。

例えば、私が個人商店をオープンするとしましょう。

売り物はなんでもいいのですが、上の写真のように八百屋さんを始めるとします。最初は、野菜を買い付けする現金も持ち合わせがないので、銀行へ行って100万円の融資を受けました。

100万円は、一週間後に返済する約束です。

私は、その100万円を元手に100万円分の仕入れをしました。見事にその全てを売り切り売上は200万円!銀行に約束通り100万円の返済をし、残りの100万円は利益となりました。

次回からは利益の100万円で仕入れをすることができます。仕入れ(自己資本100%)⇨売上200万円(利益100万円)と、順調に売上を伸ばしていきます。

大きな変化がなければ、毎週100万円の利益を出すことができる仕組みです。

どんどんと商店の仕入れも増やしていき、商店街にいくつもの店舗を持つまでになりました。

 

ですが、あるとき私の商店街のすぐ近くに大きな安売りスーパーができました。その週から売上は激減・・・これまでの売上から大きく下がり、事業拡大のために調達してきた資金の返済も厳しくなってしまいました・・・。

 

このように、ビジネスには「不測の事態」がつきものです。

うまくいっているときこそ、不測の事態に備えることで経営をさらに活性化させることができます。日本の中小企業経営者の共通点として、「うまくいっているときには、少し無理をしてでも事業拡大させる」という風習のようなものがあります。

これは有名なお話ですが、倒産する会社の共通点は、顧客への訴求力としては不要なのに、とんでもなく立派な自社ビルと社長室がある!という通説がありますね。

見栄を張り、返済を経営の「絶頂期」を想定して考えてしまうのです。これでは、いずれ会社は潰れてしまいます。

健全な経営というのは、健全なキャッシュフローが回っている状態のことを指します。豊かなキャッシュ(資金)が会社を潤し、設備投資すらも自社の内部留保から捻出できるような状態です。※実際には、税金の絡みも出てきますから上手に回す必要があります

優秀な資金調達手法「ファクタリング」

ファクタリングという資金調達法をご存知でしょうか?

端的に言うと『自社の売掛金を売却し、期日よりも早く資金化する資金調達法』です。

当ファクタリング研究所のコンテンツは、ファクタリングによる資金調達を推奨すると共に、そのシステムをわかりやすく解説し、一人でも多くの“資金調達に悩める中小企業経営者”を救うことを目的に構成されています。

>> ファクタリングのシステム詳細についてはこちらの記事をどうぞ

>> ファクタリングで一番難しい業者の選び方詳細はこちらの記事をどうぞ

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