不安のない年末を過ごすために、会社にしっかりとした資金源やキャッシュフローのプランを用意しておきたいところです。
私も、会社経営に行き詰まっていた時期がありました。
その時には、業務自体がうまくいっていても不安が付き纏ってしまい、なかなか仕事に集中ができませんでした。
「今年で資金繰りへの不安を解消する!!」という目標を掲げてみるのはいかがでしょうか?
多くの書籍でも語られていますが、短期目標の最適な期間は「3ヶ月」
資金への不安を今年で最後にするために!というテーマでお話ししていきたいと思います。
資金繰りは単発ではいけない
「年末の不安解消」
「なんとか今年を乗り切りたい」
という思いから、なんとか借り入れできる銀行はないか!?と駆け回ることも、もちろん重要です。
当然ながら、年末年始は金融機関も閉まりますし、お付き合いのある企業も営業しません。
年末までにたくさんの資金を会社に蓄えておけば、それだけ来年のスタートは楽になりますよね。
しかし、短期目標とはいえ、単発の資金繰りになってしまっては意味がないのです。
資金繰りが単発に終わると何が良くないのか?
(経営者のみなさまであれば、把握されてあると思いますので、今更言うのもおこがましいことですが)
銀行から資金繰りをするときには、回収予定を立てなければなりません。
今まで通りの業務をするために、“つなぎ資金”としての貸し出しでは、銀行は渋りますよね。
『そこを何とかしてほしいから、銀行にきてるんじゃないか!』
それも、当然のご意見です。
ですが、銀行が言ってきているのは「健全な経営をするためのレールがあるのか?」ということですよね。
人は、会社の借金(資金)と見ると、いくらか甘くみます。
ですが、銀行の見方は個人の借金と変わりません。
そういった視点から見ると見えてくるものもありますよね。
会社の借金を個人の借金と比較してみる
会社員
既婚
子供2人
年収700万円
こういった方であれば、あなたなら貸しますか?
もう少し情報が欲しいところですよね。
- 他行での借り入れは?
- 勤務している企業の大きさ・属性は?
この辺りは調べておく必要があります。
他行での借り入れは?>なし
勤務している企業の大きさは?>東証一部上場企業
こういった背景であれば、貸し渋ることなんて全くないですよね。
回収の見通しが立ちます。
銀行も商売ですから、融資をして利息で儲けます。
貸した相手に支払い能力がなくなって、不良債権となれば銀行は損をします。
これが続けば、いくら銀行といえ倒産します。
では、先ほどの背景がこうなったら如何でしょう?
他行での借り入れは?>自宅3000万円+ノンバンク借入300万円
勤務している企業の大きさは?>従業員10名未満のベンチャー
かなり、先ほどの状況とは変わりますね。
「従業員10名未満のベンチャー」の業績などを調査する必要がありそうですが、ここおでは触れないことにしておきます(笑)
この方に、あなたが銀行員なら貸しますか?
ちなみにこの方の借入目的は「生活費」です。
これは、会社でいうと…▼
・会社規模>従業員10名以下の工場
・他行での借入>3億3000万円(個人の10倍借りれる見越した場合)
・借入目的>会社の運転資金
こうなります。
この状況…客観的に見て、かなり厳しいと思いませんか?
私であれば、かなり貸し渋ります。
金利を高く設定するか…それなりの担保を用意してもらうか…というところでしょうね。
「借入目的」が運転資金でなく、新規事業立ち上げや、大手企業からの依頼による設備投資などであれば、まだ見通しがつくので、考えたいところでしょう。
とは言っても運転資金以外の何ものでもない場合
では、「運転資金ではない!」とウソの事業計画書を提出すれば、融資が通るのか?
これは…グレーなところですが「Yes」と言えるのではないでしょうか。
しかし、実際には銀行も調査をしますから、根も葉もないウソを書いてもダメです。
さらには、融資が下りないどころか「この企業はウソつき」レッテルを貼られてしまいます(^_^;)
「本当は1000万円かかる設備投資を1300万円で申請」
このくらいであれば、セーフかな?
虚無の申請だけはしないようにしましょう。
ですから、新規事業ではない場合や他行での借入が多い場合には、基本的には営業資金での追加融資は受けることができません…。
不安のない年末を過ごすために
今回の記事のタイトルにある通り、この記事のテーマは「不安のない年末を過ごすために」です。
合わせて、当サイトは「ファクタリング研究所」ですから、今までお話をしてきたのは、全てファクタリングの優位性をお伝えしたいからです。
ファクタリングであれば、資金調達の目的が何であれ、あなたの売掛債権を現物売りするわけですから、何の問題もありません。
事業の資金繰りを一旦リセットする場合に使いたいのが、ファクタリングです。
これは、私の持論ですが、リセットをした後にも、ずっと同じ経営を続けていたのでは、また同じ結果を招きますから、リセット後の計画も大切です。
(詳しくは、融資を断られ続けた会社が、もう一度融資付けできた方法でもお話ししています)
ファクタリングによって、多額の資金を調達することは可能です。
まずは、「どこで」「どれくらいの資金を」調達できるのか?を調査してみましょう。
厳選!おすすめ優良ファクタリング会社の選び方と比較ランキング【2024年最新版】