freee請求書の「即日入金(ファクタリング)」は使うべき?手数料9%の実力と注意点を管理人が正直に解説

freee請求書で請求書を作っていると、「即日入金」という案内が表示されることがあります。

「請求書を送ったその日に入金」と言われると便利そうですが、中身はファクタリング(売掛金の買取)です。手数料もかかりますし、freeeへの支払い方法にも独特のルールがあります。

この記事では、10年以上ファクタリングを調べてきた管理人タナカが、freee請求書の即日入金について公式情報をもとに整理し、使っていい人・他社と比べたほうがいい人を正直にお伝えします。

この記事の結論

  • freee請求書の即日入金は、手数料一律9%の2社間ファクタリング(2026年10月31日までは5%)
  • freeeで請求書を作っていて、少額〜中額をすぐ現金化したい人には手軽で便利
  • ただし請求金額が大きい人、入金期日が近い請求書の人は、専門のファクタリング会社と比較したほうが安くなる可能性あり
  • freee会計やfreee販売で作った請求書は対象外なので注意

freee請求書の「即日入金」とは?

freee請求書の即日入金は、freee請求書で発行した請求書(売掛金)をfreeeに買い取ってもらい、取引先からの入金を待たずに現金化できる機能です。申し込みから最短即日で入金されるとしています。

お金を借りる「融資」ではなく、売掛債権を売る「ファクタリング」なので、公式の説明では次のような違いがあるとされています。

  • 借入ではないので、負債(借金)が増えない
  • 担保や保証人が不要
  • 審査では、自社より取引先の信用力が重視される
  • 信用情報への影響がない

また、手続きは利用者とfreeeの間だけで完結し、取引先に連絡や通知はされないとのことです。いわゆる「2社間ファクタリング」にあたります。

基本情報(調査表)

freee請求書「即日入金」公式サイトのページ

サービス名freee請求書 即日入金
当サイト評価★3.09
※大手freeeの提供で安定感はあるものの、始まったばかりのサービスのため、利用実績や評判が集まるまでは控えめな評価としています
提供会社freee株式会社(東京都品川区)
手数料請求書額面の一律9%
※2026年10月31日までの限定で5%
取引形態2社間(取引先への通知なし)
入金スピード最短即日
対象個人事業主・法人の代表者
(freee請求書の「管理者」かつ「即日入金」権限を持つ人)
対象プランfreee請求書の無料・スタンダード・アドバンス
最低金額1万円(1万円未満の請求書は申請不可)
上限金額公式に明記なし
必要書類入出金履歴(必須)
請求書の送受履歴・契約書・発注書(任意)
本人確認書類(運転免許証またはマイナンバーカード)
申し込み方法freee請求書の画面からオンラインで申請
freeeへの支払い請求書の入金期日と同日に、利用者がfreeeの指定口座へ振り込む

※2026年10月時点の公式サイト・ヘルプセンターの情報をもとに作成しています。

手数料9%は高い?安い?

一番気になるのは手数料だと思います。freeeの即日入金は、取引先や金額に関係なく一律9%です。

実際に受け取れる金額の例

請求金額手数料9%の場合キャンペーン5%の場合
10万円9,000円引き → 91,000円5,000円引き → 95,000円
30万円27,000円引き → 273,000円15,000円引き → 285,000円
100万円90,000円引き → 910,000円50,000円引き → 950,000円

※振込手数料などは含めていません。

管理人の評価:少額なら安い、大口なら比較すべき

ファクタリング会社を150社以上調べてきた立場から言うと、9%は「少額のオンライン型」としては安い部類です。

たとえば、フリーランス向けで有名なペイトナーファクタリングは手数料一律10%です。オンラインで少額から使えるサービスは10%前後が多いので、freeeの9%は十分に競争力があります。

一方で、請求金額が数百万円以上になる場合は話が別です。専門のファクタリング会社では、金額が大きく取引先の信用力が高いほど手数料が下がる傾向があり、数%台に収まるケースもあります。freeeは一律9%なので、大口の請求書ほど割高になりやすい仕組みです。

注意:入金期日が近い請求書ほど「割高」

もう一つ知っておいてほしいのが、期間の考え方です。手数料9%は、入金期日が2か月後でも2週間後でも同じです。

融資ではないので単純比較はできませんが、あえて年率に直すと、入金期日まで30日なら約110%、60日でも約55%に相当します。「あと数週間待てば入金される請求書」をわざわざ9%払って現金化するのは、かなりもったいない使い方です。

即日入金は「入金期日がまだ先で、それまでに支払いが来てしまう」ときの非常手段として考えるのが良いと思います。

申請できない請求書の条件

freeeの即日入金は、すべての請求書で使えるわけではありません。公式ヘルプでは、次の場合は申請できないとされています。

  • 請求金額が1万円未満
  • 取引先からすでに入金済み(決済済み)
  • 請求書の「発行申請」ワークフローが承認待ち
  • freee販売で作成した請求書
  • freee会計で作成した請求書
  • 入金期日が申請日当日、または過去の日付になっている

特に見落としやすいのが、freee会計で作った請求書は対象外という点です。「freeeを使っているのに即日入金のボタンが出ない」という方は、請求書をどの製品で作ったかを確認してみてください。

このほか個別の条件で申請できない場合もあるとされています。

申し込みから完了までの流れ

  1. 取引先に請求書を送る
    freee請求書で請求書を作成・送付します。
  2. 即日入金を申請する
    請求書一覧または詳細ページから「即日入金」を選び、振込先口座・利用者情報・取引先の情報を入力します。2回目以降は前回の入力内容が反映されます。
  3. 必要書類を提出する
    入出金履歴が必須です。freee会計で銀行口座を連携していれば自動で取り込まれるので、提出の手間が省けます。
  4. 本人確認
    初回と半年に1回、運転免許証かマイナンバーカードで本人確認が必要です。
  5. freeeから入金
    審査に通れば、指定した口座に振り込まれます。
  6. 取引先から入金されたら、freeeへ支払う
    入金期日に、freeeの指定口座へ所定の金額を振り込んで完了です。

申請のキャンセルは、本人確認待ち・金額確認待ち・書類提出待ちの段階であれば可能です。ただしキャンセルすると入力内容は消え、最初からやり直しになります。

freeeへの支払い(弁済)で気をつけること

2社間ファクタリングなので、取引先はこれまで通りあなたの口座に入金します。その入金を、あなたが自分でfreeeに振り込む流れです。ここで失敗しないためのポイントをまとめます。

  • 支払い期日は請求書の入金期日と同じ日(土日祝なら翌営業日)
  • 翌営業日を過ぎると遅延扱いになる
  • 遅れそうなときは、問い合わせフォームから理由を添えて必ず連絡する
  • 期日より3営業日以上早く払いたい場合も、事前に問い合わせが必要
  • 支払額が足りないと、残額の支払いを求められる

取引先の入金が少し遅れただけで、freeeへの支払いも遅れてしまう可能性があります。取引先が期日どおりに払ってくれる相手かどうかは、申請前に必ず考えておいてください。

なお、取引先が最終的に支払わなかった場合の扱い(利用者が負担する必要があるかどうか)は、ヘルプセンターでは明確に説明されていませんでした。気になる方は、申請前に利用規約を確認するか、freeeに問い合わせることをおすすめします。

「ペイトナーファクタリング with freee」とは別物?

「freee ファクタリング」で調べると、「ペイトナーファクタリング with freee」というサービスも出てきます。これは2024年にfreeeとペイトナーが提携して始めたもので、ペイトナー社のファクタリングをfreeeのデータと連携して使えるサービスです。

今回の「即日入金」はfreee自身が提供する機能なので、別のサービスとして考えてください。手数料もペイトナーは一律10%、freeeの即日入金は一律9%と異なります。

freeeの即日入金と他社の比較

freee即日入金ペイトナービートレーディングアクセルファクター
手数料一律9%
(10/31まで5%)
一律10%2社間4%〜
3社間2%〜
2社間1.0%〜12.0%
3社間0.5%〜10.5%
(金額が大きいほど低い)
金額1万円〜
(上限は公式に明記なし)
1万円〜最大300万円
(初回上限50万円)
上限・下限の定めなし
(1万円〜7億円の買取実績)
最大1億円
入金スピード最短即日最短10分最短2時間最短2時間
担当者への相談なし(画面で完結)なし(画面で完結)ありあり
向いている人freee請求書ユーザー
少額〜中額
フリーランス
少額
中額〜大口
手数料を抑えたい
中額〜大口
急ぎの資金

※2026年10月時点の各社公式サイトの情報です。手数料は審査によって変わるため、正確な金額は見積もりで確認してください。

freeeの即日入金が向いている人・向いていない人

向いている人

  • 普段からfreee請求書で請求書を作っている
  • freee会計で銀行口座を連携している(書類提出がほぼ不要)
  • 数万〜数十万円程度を、手間をかけずに現金化したい
  • 担当者とのやり取りなしで、画面上だけで済ませたい
  • 2026年10月31日までに使う予定がある(手数料5%は他社と比べてもかなり安い)

他社と比べたほうがいい人

  • 請求金額が数百万円以上ある
  • 取引先が大企業や官公庁など、信用力の高い相手(手数料交渉の余地がある)
  • freee会計やfreee販売で請求書を作っている(そもそも申請できない)
  • 入金期日まで数週間しかない(9%の負担が割高になる)
  • 資金繰り全体について、担当者に相談しながら進めたい

大口の請求書なら、まず見積もりを取ってから決めよう

私自身、初めて会社を作ったあとに資金繰りでかなり苦労し、銀行や公庫を回った経験があります。お金が足りないときほど「一番手軽なもの」に飛びつきたくなりますが、手数料の差は金額が大きいほど効いてきます。

freeeの即日入金は手軽で、会社としての信頼性も高い選択肢です。ただ、請求金額が大きい場合は、専門のファクタリング会社にも見積もりを取って、手数料を比べてから決めるのがおすすめです。見積もりだけなら費用はかかりません。

当サイトのおすすめ:ビートレーディング

累計の買取実績が豊富な老舗で、1万円〜7億円まで幅広い買取実績があります。担当者に相談しながら進められるので、初めての方や大口の請求書を現金化したい方に向いています。

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急ぎで中額以上なら:アクセルファクター

即日入金に力を入れており、オンラインで手続きできます。金額が大きくなるほど手数料が下がる料金体系です。

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よくある質問

Q. freeeの即日入金を使うと、取引先にバレますか?

A. 公式では、取引先への連絡や通知はしないとしています。取引先はこれまで通りあなたの口座に支払い、あなたがfreeeに支払う流れです。

Q. 審査に落ちることはありますか?

A. あります。所定の審査があり、結果によっては利用できないと明記されています。審査では取引先の信用力が重視されるとのことです。

Q. 個人事業主でも使えますか?

A. 使えます。対象は個人事業主と法人の代表者です。freee請求書の無料プランでも対象になっています。

Q. 信用情報に記録は残りますか?

A. 融資ではなく売掛債権の売買なので、信用情報への影響はないとされています。

Q. freee会計で作った請求書は使えますか?

A. 使えません。対象はfreee請求書で発行した請求書のみです。

まとめ

freee請求書の即日入金は、freeeで請求書を作っている人が、画面上の操作だけで請求書を現金化できる便利な機能です。手数料一律9%は少額のオンライン型としては安い部類で、2026年10月31日までの5%は特にお得です。

一方で、請求金額が大きい場合や入金期日が近い場合は、割高になることがあります。「手軽さ」で選ぶならfreee、「手数料」で選ぶなら専門会社と比較。この使い分けを覚えておけば、損をすることはないと思います。

参考:freee請求書 即日入金(公式) / freeeヘルプセンター「請求書を即日入金(現金化)する」 / freeeヘルプセンター「freeeへのお支払い(弁済)について」

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