ファクタリングは関連書籍が極端に少ないです。
知識を得ようと求めても、なかなか情報が拾えないのが実情ですね。これは、日本に於いてのファクタリングの普及率と深く関係しているように思います。
この情報の少なさが、私がこのサイトを立ち上げようと思ったきっかけそのものなんですが…。
Amazonなどで関連書籍を探すと、幾らかの本が出てきます。
実際に使えそうな本は3〜4冊といったところでしょうか。
その中でも、今回は「ファクタリングの実務」を取り寄せて読んでみました。
大きな変革期を迎えているわが国で、今、ファクタリングが企業活動の活性化と新型資金調達法として注目されている。また、IT(情報技術)活用の申し子、電子商取引を資金面で強力にバックアップするのもファクタリングである。さらに、今までの実績からベンチャー支援は起業時の資金支援に続き、リスク・マネジメント時代を生き抜く育成策として、ファクタリングが最適なシステムであることがわかってきた。この1冊でわかる!ファクタリングの機能と活用事例!本書はファクタリングの導入にあたって最初に読む必読書である。
読んでみての率直な感想
端的に言うと、情報が古い!
残念ながら、この一言に尽きます。
これは著者のせいでもなんでもなく、刊行されたのが2003/07なので、しょうがないです。
内容そのものは、しっかりと裏打ちされたデータが元になっていますので、信頼はできるんですが、10年以上が経ち情報に新鮮さを失ったデータを現代に持ち込むと、あらぬ誤解を生む危険性があります。
もう一点の「実務家のための電子記録債権とサプライヤーファイナンス」という書籍が2011/09発行でありますが、これは恐らくファクタリングの本ではなくでんさいの本でしょう。
ファクタリングよりも、国が後押ししているでんさいの方が普及しているのは当然ですが、それにしても…少ない。
目次
どこを探してもなかったので、目次だけ抜粋させていただきます。
- なぜ新手法の資金調達が必要になったのか
- 今なぜ、ファクタリングなのか
- ファクタリングとはどのような金融サービスか
- ファクタリングの具体的な活用事例
- 電子商取引におけるファクタリング
- ファクタリング市場拡大のための課題と発展性
- 売掛債権担保融資保証制度活用上の留意点
- ファクタリングで経営はどう変わるか
- ファクタリングとリスクマネジメント
目次そのものは、ファクタリングに関する知識を網羅していますし、文句なしです。実際には、これらが1章〜9章になっていて、その中に細かい見出しに入っていくのですが、大枠はこんなところです。
実用書として使えるのか?
「ファクタリングの実務」が、あなたのファクタリング実行への即戦力として使えるか?
正直、それは辛いです。
「ファクタリングのことを何も知らない、知識から補充したい!」
という、熱心なお考えになられている方であれば、この本は多少なりとも役立つでしょう。
しかし、実用書として、即戦力で…と考えると、情報の古さがどうしてもネックになります。(この古い情報に1,500円を支払うのであれば、もっと有意義な使い方ができるはずです!)
ファクタリングに必要な情報を網羅できるよう、当サイトにまとめます。
それが、この「ファクタリング研究所」の主旨でもありますので。
まとめ
サイトを作成していきながら、新鮮な風通しの良い情報が欲しい!と思い、今回の書籍の購入に至ったわけですが、新鮮な情報が10年以上も前の書籍から奪えるはずもなく、このような結果となりました(笑)
ですが、本当にファクタリングの情報というのは少なすぎます!
手数料ひとつとっても、どの業者も正確には公開していないのが現状です。
私は、このサイトの中でなるべく新鮮で正確な情報を提供できるよう努めます。
今回のことにめげず!何か良い情報があれば積極的に取りに行き、サイトの肥やしとします。
ファクタリングの活用に失敗しないためには、信頼できるファクタリング会社選びは欠かせません。
あなたが保有している売掛金が高く売れるかどうか?はファクターにかかっているのです。
こちら⬇︎の記事では、サイト管理人である私タナカが独自調査によって、選び抜いたファクターを一覧で比較しています。
時短にもなりますので、検討前に一度見て見られるのがお勧めです。