山口銀行のファクタリングで資金調達する際の注意点とは?

山口銀行は、地元山口県を地場に根強い経営をする地方銀行です。山口県が地場の中小企業経営者の方であれば、馴染みが深い上に、一番の取引銀行としている企業も多いです。

急な資金繰りが必要になった場合にファクタリングを検討する上で、大方の経営者であれば、「聞いたことのある有名どころ」や「取引銀行」を選択しがちな傾向にありますが、この知名度のある「山口銀行」はファクタリング会社としての実力や実績はどうなのでしょうか?

中小企業経営者なら気になる本質の部分に迫っていきます。

山口銀行の会社概要

もはや、載せる必要もないような気もしますが、念のため会社概要を出しておきます。

名称株式会社 山口銀行
英文名
所在地
本社
下関市竹崎町4丁目2番36号

拠点
国内:134ヵ所(本支店109、出張所25)
国外:支店3(釜山・青島・大連)/駐在員事務所1(香港)

設立/創業創業:明治11年11月25日
創立:昭和19年3月31日
資本金100億円
代表者取締役頭取 吉村 猛
従業員数1,682人
業務内容銀行業務全般

大手地方銀行だけあり、民間のファクタリング会社では全く太刀打ちできない「資本力」があります。会社規模でも同じことが言えます。

ですが、ファクタリング利用者にとっては、会社規模はそう関係ないのが実情ではないでしょうか?

利用者にとって、大切なことは「会社規模」ではなく「売掛金をどれだけ高くスピーディに買い取ってくれるか?」ですよね。

山口銀行のファクタリングの特徴とは?

山口銀行が打ち出すファクタリングサービスには2つの種類があります。

  1. 一括ファクタリングサービス
  2. 売掛債権流動化

一般的に言う「売掛債権売却による資金調達ができるファクタリング」は②の売掛債権流動化です。

まず、お話ししておかなくてはならないのは、お急ぎの資金調達に「山口銀行のファクタリング」は向いていません。

民間ファクタリング会社では、少額(300万円以下)の買取であれば、最短即日という売りの会社も多いですが、山口銀行では、数百万円というロットでの売掛金を取り扱わない傾向が強く、さらに言うと、審査にも平均2週間〜という期間を要します。

数百万円というロットの場合は、最低5社以上の売掛債権の持ち込みが必要で、さらに1社に付き200万円以上という規定がある銀行も多いので、買取の最低基準が「1,000万円以上」ということになります。

つまり、「中小企業向けのファクターではない」と言えそうです。

特筆すべきは「サービスの幅広さ」です。

こちらも、銀行系ファクタリングならではの特徴とも言えます。

山口銀行が提供している資金調達のサービスは以下の通りです

  • ビジネスローン「ジャストミート」
  • 個人事業主・法人役員様向けローン「つかえる!やまぐち君」
  • 事業者カードローン「社長の右腕」
  • TKC戦略経営者ローン
  • 機械担保ローン
  • 車輌担保ローン
  • シンジケートローン
  • 私募債
  • 売掛債権流動化
  • ABL(動産・債権担保融資)

この銀行ならではの幅広い資金調達によって、あなたの会社経営の行き詰まりを解決できる可能性はあります。

しかし、忘れてはいけないのは、どれも厳正な審査のもと行われる融資になりますから、会社の運営状況に合わせた活用が必要で、信用情報にムダな傷を付けないためにも、冷静な判断が必要とされます。

山口銀行のファクタリングで資金調達ができる企業とは?

では、山口銀行のファクタリングがどういった企業をターゲット層にしているかというと・・・

 山口銀行のファクタリングのターゲット層

  • 1,000万円〜数億円単位の売掛債権の持ち込みができる企業
  • 売掛金回収の依頼だけをしたい経営者の方
  • 3社間ファクタリングを望む企業
  • 売掛先も上場企業である

など、これらの条件をクリアしている必要がありそうです。

山口銀行と、すでに取引がある中小企業であれば条件緩和される希望も持てます。

買取にかかる手数料は、民間ファクタリング会社よりも安いと言われていますので、日常的に取引がある会社は“それっぽく”聞いてみるのもアリかもしれません。

 山口銀行が向いている方

  • どうしても知名度のあるファクタリング会社を選択したい方
  • 1,000万円以上のまとまった売掛債権の売却が希望の方
  • 2週間以上の審査期間が待てる方
  • 上場企業の売掛債権を保有している方

と、こんな具合になってしまいます。

通常、ファクタリング契約においては、売掛先の支払履歴や債権の質(業種など)、売掛先の会社信用など、「売掛先のみ」が審査対象となりますが、銀行系のファクタリング会社の場合は、持ち込む会社(つまり、あなたの会社)も審査されますから、追加融資が否決になっている場合や、信用情報に何らかのトラブルが見られる場合には、審査通過が難しくなる傾向にあります。

単刀直入に言うと、中小企業の経営者には全く向いていません。

銀行系ファクタリングを利用する際のリスク

実は、銀行系のファクタリング会社を利用することへの懸念はまだあります。

それが、CICなどの信用情報への影響です。

言わずもがな、地方銀行は信用情報のデータベースと直結しています。銀行へ融資の申し込みをすると、そういった信用情報へアクセスをして、その会社が持つ「借入」や「支払経歴」などを確認した上で、融資するかどうかの審査をします。

そして、審査の結果は必ずデータベースに残ります。審査自体が可決でも否決でも、です。

つまり、あなたがファクタリングの申し込みをした経歴なども信用情報に残る可能性があります。これは、あなたの会社の信用情報に傷が付くとも言えるのです。

それから、地方銀行のファクタリングの審査に柔軟性を求めてはいけません。厳正な審査のもとでしか審査がなされないにも関わらず、今後の融資の申し入れにも不利に働きそうな信用情報の書き込みは、かなりのリスクであると言えそうです。

まとめ

山口銀行のファクタリングについて言及しました。

お急ぎのファクタリングをご希望であれば、当サイト管理人であるタナカが独自調査したファクタリング会社比較記事を参考にしてください。

 

銀行系ファクタリング会社には、民間では実現できない資本力と信用力があります。しかし、それと引き換えに、小回りや融通が効かなくなってしまうのは仕方のないことです。

中小企業のファクタリングに向いているのは、数百万円の少額の売掛債権の買取に慣れたファクタリング会社です。中堅企業には、スピーディーで人間味のある仕事ができるファクタリング会社も多いのです。

ファクタリング研究所の管理人タナカが独自調査によって調べ上げた「信頼できるファクタリング専門企業」の一覧記事です。

あなたの売掛債権が高値で買取できるかどうかは、ファクタリング会社選びが大切です。

スピーディーな資金調達のためにも参考にされてください。

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