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銀行の要求で積んでる「両建定期預金」を崩して事業資金に回す方法

資金繰りに困窮した際、銀行からの借入の度に積んでいた「積立定期預金」の存在を思い出し、それを資金として利用できないものかと検討する経営者の方は少なくありません。

ですが、銀行からの要望で一度組んだ定期預金は、簡単には使えない仕組みになっています。

このページでは、定期預金を資金として利用するための注意点や手順について解説しています。

診断士
さやか
こんなご相談をいただきました♪
相談者
資金繰りが厳しく、毎月の支払いにも戦々恐々な状況です。
金融機関からの借入金も増加しています。
資金繰りをなんとかよくしようと、ありとあらゆるリストラに取り組んでいます。
銀行からの借入毎に、お付き合いで積んでいる「定期預金」を資金として利用したいのですが、よいでしょうか。

 

銀行要求の積立定期預金「両建預金」とは

銀行から借入の際に要求される預金を「両建預金」といいます。

両建預金というのは、正式名称ではなく、このことをあらわす言葉として「歩積預金」「拘束預金」「見合預金」などが使われています。

どの言葉でも、基本的に融資と抱き合わせで定期預金や定期積立金をしてもらうことを指すものです。

両建預金を銀行側から見たメリット

両建預金は、銀行にとっては2つのメリットがあります。

  1. 貸付金を回収できない場合のリスク軽減
  2. 実質の貸付金利を上げる効果がある

① 貸付金を回収できない場合のリスク軽減

銀行側から見ると、貸付金を回収できなかった場合のリスク軽減につながります。

借入の段階では存在しなかった”担保”を、積立の形で形成していくことが狙いです。

万が一、不渡りが起きた場合には、その両建預金を押さえることで即座に一部が回収できます。

② 実質の貸付金利を上げる効果がある

2つ目に、実質の貸付金利を上げる効果があることが挙げられます。

こちらは、実際に例題を使いながら解説していきましょう。

例)3,000万円/金利3%/返済期間1年 の場合
項目概要
借入額3,000万円
金利3.0%
返済期間1年間
定期預金期間1年/利息0.5%
融資利息3,000万円×3.0% = 90万円
定期利息1,000万円×0.5% = 5万円
実質借入金2,000万円
実質年率4.25%

少々ややこしいので解説します

  • 例題では、3,000万円3.0%の金利1年間借りるというケースを考えてみます。
  • この会社が同時に1,000万円の定期預金(期間1年、利息0.5%)をしていたとすると…
  • 融資利息は3,000万円×3.0%で90万円です。
  • 定期の利息は1,000万 円×0.5%で5万円です。
  • 結局この会社は、正味で2,000万円を借りているのと同じことになります。
  • 利息も正味で考えると85万円(融資利息90万ー定期利息5万円) になります。
  • つまり、この会社は、2000万円を85万円の利息を払って借りていることになるのです。
  • これを計算すると、利率は4.25%です。

解約しにくい両建預金を解約する方法

上述したように両建預金は銀行にとって、大きなメリットがあります。

当然、両建預金を解約しようとすると相当の抵抗が予想されます。しかし、基本的に両建預金は、法的には強制できません。

「歩積・両建預金の自粛強化について」という当局からの通達で禁止されているのです。しかし、銀行とのお付き合いも考慮した対応が求められるのも事実です。

「当局からの通達で…」なんてことをいうと、今後の付き合いに支障をきたす恐れがあるので、間違っても言ってはいけません。

銀行も両建預金が禁止されていることは、当然知っていることなのです。

そこで、まずは銀行に対して、自社の資金繰りの状況をこと細かく報告するようにしましょう。

『このくらいの資金が足りないから、この定期預金を資金に回す』という説明です。

そして、状況がよくなったら、また積めばよいことなので、あくまで定期預金に対しては前向きであるということも説明するとよいでしょう。

そこまで説明しても抵抗する銀行はないはずです。

丁寧に説明しても抵抗する場合の対処法

しっかりと説明した上でも抵抗するようであれば、取引を他の理解のある金融機関に移せばいいのです。

銀行との付き合いは、お互いのメリット・デメリットを理解した上で行なうことが基本になります。

相手のメリットは、会社側から見るとデメリットになることが多いです。

その会社にとってデメリットになる要素のうち、許容できる範囲のものを受け入れるということが良好な取引関係を継続するための秘訣なのです。

また、政府系金融機関に関しては、両建預金は存在しないので、そのあたりも考慮に入れて、金融機関を使い分ける“したたかさ”が資金繰りをスムーズにするためには必要です。

資金繰りに煮詰まっても資金調達できる有能な手法

中小企業の場合、急務の資金繰りが目の前に訪れているにも関わらず放置していると、そのまま倒産まで直結してしまうことは珍しくありません。

滞納税金を支払うための資金の捻出や決算書を正しく黒字に改善したとしても、会社の存続が危ぶまれてしまっては元も子もないのです。

そこで、今回ご紹介したいのが、「ファクタリング」という売掛金を使った資金繰りの手法です。

Explanation of hard to understand factoring

資金調達の手法である「ファクタリング」とは、和訳すると「債権流動化」= 期日まで固まった 売掛金を早期に現金化できるシステム です。

  • 売掛金を素早く現金化し、キャッシュフローを改善!
  • 借り入れではない(負債にならない)資金調達が実現!
  • 平均2〜3日で現金が確保可能!
  • 返済義務なし!破綻リスクを回避できる(ノンリコース)
  • 継続的に利用可能!
  • 銀行や取引先に知られることがない

「売上はあるのに現金がない!」という悩みは売上の半分以上が売掛金となる中小企業にとって、付きまとう問題です。

支払いをリスケ中」「税金を滞納してしまっている」「直近で赤字決算をしたなどの理由で金融機関からの借り入れができない場合にも有効な資金調達法です。

 ファクタリングの流れ(上図の割り出し)

  1. 承認やサービスの提供=売掛金の発生(利用者 ⇨ 取引先企業)
  2. ファクタリング契約・承諾(利用者 ⇄ 取引先企業)
  3. ファクタリング契約・承諾(利用者 ⇄ ファクタリング会社)
  4. 請求金額の確認(利用者 ⇄ 取引先企業)
  5. 請求金額通知(利用者 ⇨ ファクタリング会社)
  6. 請求金額・最終確認(取引先企業 ⇄ ファクタリング会社)
  7. 早期売掛金支払い(ファクタリング会社 ⇨ 利用者)
  8. 期日通り売掛金の支払い(取引先企業 ⇨ ファクタリング会社)

会計上は、請求書を発行済の売上を確保していても、その売掛金が現金化されるのは平均30日〜90日後という場合が多く、その間に大口の受注案件や取引先から支払いのリスケなどがあった場合、資金難に襲われてしまいます。

そこでファクタリングが活躍します。
ファクタリングは、清算日が遠い売掛金であっても最短即日〜3日程度で資金化できます。※その理由については後述

しかも、元々 売上であったものを早期清算する形ですから、「借り入れ」ではなく「売上」です。当然、会計上も「負債」ではなく「利益」として計上します。

ファクタリング|2種類の取引形態

取引形態に関しては、「取引先企業に通知する3社間取引」「取引先に通知しない2社間取引」を選択することができます。

2社間取引と3社間取引の違いを単刀直入に言うと、『売掛先(取引先)へのファクタリング通知の必要の有無』です。

Two systems of factoring

2社間取引と3社間取引の違い
取引形態取引先への通知売掛金回収方法手数料
2社間取引通知しない通常通り自社にて回収
3社間取引通知するファクターが間に入って回収

2社間取引の方が割高にはなりますが、民間ファクタリング会社では取引先へ通知の義務がない2社間取引が人気です。

ファクタリングは『安全・早い・確実』な資金調達法

ここまで読み進めていただいた方であれば、ファクタリングが中小企業の資金調達法として、とても優れたシステムであることはご理解いただけたかと存じます。

既存の『融資+ファクタリング』『手形割引+ファクタリング』のように、臨機応変に使い分けることによって、適材適所でメリットが大きい手法を使い分けることが可能になるのです。

ですが、ファクタリングは致命的なほど認知度がありません。本来は30年ほど前に米国発信でスタートした資金調達スキームですが、日本では「でんさい(電子記録債権)」に取って代わる形になり、単発での取引は少ないですね。

ファクタリングは”安全”な資金調達

Factoring is a safe funding method

事業計画もなく、急な融資の申し入れをした場合、足元を見られてしまい、高い金利設定をされてしまうことはよくあります。

分割で計画的に返済することが前提ですから、大きな金額を調達するには最善の方法のように思えるかもしれませんが、実は中小企業のキャッシュフローを圧迫する原因の多くは「返済による金利」です。

その点、ファクタリングは、取引の段階で手数料はかかるものの、明確な掛目の支払いで、見通しの良い資金調達ができます。

まるで、家にある古本を売るかのように、はたまた、倉庫に眠った在庫を処分するかの如く、わかりやすく、安全なシステムです。

ファクタリングは”早い”資金調達法

Factoring has a sense of speed Fundraising method

多くのファクタリング会社は、資金調達のスピードに自信を持っています。

 

『最短即日で着金できます!』

 

急ぎの資金調達が必要な経営者にとっては、とても頼もしい一言でしょう。

例えば優良ファクタリング会社のビートレーディング社なら資金調達額が300万円までは最短即日可能、999万円までは2〜3日。1,000万円以上でも4〜5日という短い期間での資金調達が可能です。

相談者
なぜそんなに審査〜入金までが早いんですか?

上述した通り、ファクタリングは融資ではありませんから、返済能力などの信用調査が必要ないからです。

ファクタリング契約前の確認事項は大きく2点

  • 請求書発行済みの売掛金か?
  • 債権の回収は確実にできるか?

上記2点の審査がメインですから、早いのです。

ファクタリングは”確実”な資金調達法

Factoring is a solid financing method

ファクタリングは確実性の高い資金調達手法です。

融資や事業用ローンの場合は長く待たされた挙句に「否決」ともなれば、その時点で”詰んで”しまいます。

ファクタリングであれば、売掛債権の現物売買ですから、「否決」という概念はありません。あなたの会社が保有している売掛債権が本当に存在するもので、支払い経歴も良好であれば、9割がた買い取ってもらえます。

信頼できる実績を持ったファクタリング会社の利用を!

実は、ファクタリング業者は日本全国に100社以上存在します。

ファクタリング研究所では、これまでに100社以上の独自調査を行なってきました。悪徳業者の罠にかからないためには、こういった外部の手が加わっている比較ページなどを利用することも一つの手です。

今回はその中でも、はじめてのファクタリングに推奨したいファクタリング会社がビートレーディング社です。会社信頼度が高いだけでなく、納得の手数料で利用することができます。※現在、当サイトからの申し込みで手数料値引きキャンペーン中

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運営会社株式会社ビートレーディング
代表取締役会長 鈴木 秀典
代表取締役社長 佐々木 英世
設立平成24年4月
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公式ページhttps://betrading.jp/

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